幼少期の自分にとって、前回の全怪獣怪人大百科は怪獣を「調べる」快感を覚えたアイテムだったのに対し、今回取り上げる「怪獣の世界」からは「集める」快感を覚えました。
今思えばトレーディングカード台帳です。カードを集めて本に貼って集めて図鑑を完成させる方式はこれ以前にもあったと思いますが、自分はこれが初遭遇でした。
レッドキングの迫力ある表紙の大きなサイズの本で、台紙には怪獣のスペックが表記されていて、カードはスペック部分を隠す様に上辺のみ貼付けて、貼ったあともカードをめくるとデータが見れる仕様でした。
表紙にもミクラスのカードを貼るスペースがあるんですが、上辺のみ貼付ける仕様が災いして、必ずはがれて行方不明になりました。
更にセンターページには補強のためのページがあって「外さないで」の明記があるんですが、子供に向かってそんな事言ったら「外せ」と言ってるのと同じ、必ず外してページがバラバラに外れてしまうという、扱いの難しい(?)本でした。カードは小袋で販売されていて、当然大量に重複した後にコンプリートするはずも無く飽きられてしまう悲しい運命の本でした。
日本中でいったい何人がコンプリート出来たんでしょうね。
- 関連記事
-